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本体のみを購入すれば立体物の製作が出来るのでしょうか?



残念ながら、本体のみでは製作はできません。
紙のプリンターがあってもWordやExcel、Illustratorなどで作成したデーターがないと印刷できないのと同様に、別途3次元立体データー(3DCADまたは3DCGなど)が必要になります。

3次元立体データーは3DCADまたは3DCGなどをご用意いただき(有償、無償版がございます)、ご自分でデーターを作成する必要がございます。
ただし、試しに何か立体を作ってみたいという場合にはインターネット上には無償で使えるライセンスフリーの3Dデーターを集めたWEBサイトがいくつかありますので、そちらからデーターをダウンロードしてきて作ってみることも可能です。


また、それとは別に『スライサー』と呼ばれるソフトも必要となります。これは3DCADや3DCGで作成した3次元立体データーを3Dプリンターで印刷して形にするために『フィラメント(材料の樹脂)を何度で溶かすのか』とか『どのくらいの速さで印刷するのか』とか『1層ごとの厚みはどのくらいにするのか』などプリント条件を決めて3Dプリンターが動くための指示データーに変換するためのソフトの総称です。
これらも有償のものから無償のものまでインターネット上にありますので必要に応じてご用意いただくととになりますが、無償のものでも十分にお使いいただけます。


推奨品のフィラメントを使った場合の保証はどうなりますか?

推奨品以外のフィラメントを使った場合の保証についてですが、当社推奨フィラメントであっても推奨品外であっても、フィラメントがノズルに詰まるということは現在のデスクトップ型3Dプリンターについてはある程度つきものだと考えています。
樹脂が出てくるノズルの穴径は直径1㎜にも満たないわずか0.4㎜というごく小さい穴であり、何らかの異物があるだけでも詰まることがありますし、ノズルと成型テーブルの隙間(クリアランス)調整がうまくいかなかった場合にもノズルが詰まることがありますので、ノズルは消耗品とさせていただいており、ノズル詰まりは当社推奨フィラメントであっても推奨品以外であっても同様に保証の対象外とさせていただいております。

賃貸ビルに入居しています。同じフロアに他の会社さんも入居してるのでプリンターの騒音を気にしています。 音はどのくらい出ますか?
(以前、見たことのある海外製3Dプリンタは思いのほか出力時の音が大きく、導入を断念した事があり気になっております。)


ニンジャボットはこのクラスの機械の中ではサイズの割には比較的静かな方だとご評価いただくことが多いのですが、音ばかりは感じる方によってとらえ方が様々です。

単純な形状のコップなようなものを外周をグルグルと単純な動きで出力するときと、細かく小さなモノを塗り絵を塗りつぶすような動き方で出力するときではプリントヘッドとテーブルの動き方が違いますので音の大きさも違います。
また、普段発生する音としてはステッピングモーターと呼ばれるモーターから発生するピーとかウィーンいうような特有の音があります。
これはモーター特有の音ですのでたいがいの3Dプリンターではほとんど発生します。気になるかどうかはこれもお客さん次第ですが私どもの感覚的にはあまり気になりません。
オフィスの片隅に置いて稼働させてもそれほど気にならないレベルだとは思いますが、これもお客様の感じ方次第ですので、実際に聞いていただくのがいいかと思います。

3Dプリンターの設置場所ですが、当社は幹線道路沿いで近所のトラック走行時の振動が事務所内に響きます。出力の際に外からの振動に対してどのような影響がありますか?

振動に対する影響がどの程度かわかりませんが、それほどの影響はないと考えています。
ちなみに当社も4車線の幹線道路沿いの立地です。鉄骨の建物で揺れますが普通にプリントする上で不便を感じたことはありません。そこまで精密機械というイメージではないと思います。

臭いはどうでしょうか?

樹脂を溶かして積層しますので、樹脂の種類により若干の臭いがあるものもございますが、閉め切った部屋で長時間臭いを嗅ぎ続けない限りは問題にはならない程度かと思います。
特に臭いを気にされる場合には、トウモロコシなどの穀物由来の樹脂から作られたPLAフィラメントをお使いいただければさらに安心です。


カタログスペックだけでは分からない振動や騒音、操作性などを実機で確認したいのですがどのようにしたらいいでしょうか?

当社製品にご興味を持っていただきありがとうございます。
そのようなお客様も多くいらっしゃいます。


一般的にはまず、お客様の日頃の業務の中で出力してみるご予定のある立体物の3次元データーを当社までお送りいただきましたら、それをサンプル出力してお送りいたします。

そのサンプルをご確認いただき、他社メーカーさんなどとも充分に比較していただき、マシンの価格などもご考慮いただいたうえで実機を確認してみたいという段階になりましたらご連絡くだされば、こちらより実機をお持ちしご覧いただくことも可能です。

または、当社の店舗兼工場にご来店いただければいつでもご確認いただくことができます。

ニンジャボット推奨フィラメント以外の市販のフィラメントの使用は可能でしょうか?

はい、可能です。

ニンジャボットの推奨フィラメントはいくつものフィラメントを試した結果、現状で安定して入手できて、収縮や反りが少なく、プリントがうまくできやすいものを推奨品としていますが、フィラメントは世界中で日進月歩新しいものが開発されています。
こちらで射出試験が間に合わない程どんどん開発されています。

それら新しいフィラメントを使ってみたいというご要望が多いかと思います。

当社としては出力がうまくできるか仕上がりがきれいかどうかは別としても、基本的には熱可塑性樹脂(熱で溶ける樹脂)であれば、だいたいどのようなものでも溶かして射出することは可能だと思っておりますので、どんどんさまざまなフィラメントを試していただければと思います。