3Dプリンターでは3次元CADで作ったデータに基づいて立体物を造形するわけですが、3次元CADで作ったデーターは形の情報しか持っていません。
例えば次のサイコロの形は『縦横高さが〇〇㎜の立方体』というだけです。でも実際には中身がびっしり詰まっているサイコロもあれば、中身が無くてスカスカな中空のサイコロもあるわけです。
そこで3Dプリンタで物を作るときにはその形をどのように作るのかを作る側が決めてあげなくてはなりません。
例えば中味の密度を100%に指定して作ると次のように作ります。
次に中身を中空つまりスカスカな状態にして作ると
その中間ですと中身がメッシュ状になるなど作り方はいろいろできます。
さらに、上記の3つ例では周囲の外枠の壁を1周作り、中身を埋めるという作り方をしていますが、外枠の壁を何周も回して丈夫な壁を作るという方法も可能です。下の例では壁を5周描いています。
この様にひとくちでサイコロといっても作り方によっていろいろな作り方ができ、基本的にはどうやって作るかは作る側が自分で決め無くてはなりません。プリンターが勝手に決めてくれるわけではありません。